無声映画を語る

  • 3月25日の第728回無声映画観賞会では、15年振りくらいに『忍術千一夜』(1939年、大都映画)を活弁いたします。松方弘樹さん、目黒祐樹さんのご両親、若き日の近衛十四郎・水川八重子がご出演。

    『幻のB級!大都映画がゆく』本庄慧一郎著(2009年、集英社)を『弥次喜多 岡崎猫退治』の活弁以来、楽しく読み直しました。そして今回は本書の参考文献に出ていた『巣鴨撮影所物語―天活・国活・河合・大都を駆け抜けた映画人たち』渡邉武男著(2009年、西田書店)もたいへん興味深く読みました。

    大都映画の前身である河合映画を作った、全身彫り物だらけ(!)の河合徳三郎社長のワンマンぶりがとにかくすごい…!社長の前でオナラをしてしまった大物俳優は退社を命じられ、映画化の原作料なんてなんのその、映画業の傍ら政治家に転身した際には試写室に所員を集めて演説のリハーサル、よその撮影所に移籍希望の俳優には子分たちがピストルやナイフで脅したり実際に…これ以上は書くのも恐ろしい…!今ではとても許されないその豪快さで、年100本もの量産体制を確立していったのです。

    そんな大都映画から生まれたのが痛快B級特撮忍術映画『忍術千一夜』。撮影所の雰囲気も伝わるような豪快な台本が書けたら…なんて思っております。なので、本日の偉そうな写真はご容赦くださいませ。一応、鑑賞会のチラシを持っています。

  • ルビッチ・タッチ』 ハーマン・G・ワインバーグ著/宮本高晴訳(2015年、国書刊行会)を読みました。『結婚哲学』や『ウィンダミア夫人の扇』、また先日ご紹介した『花嫁人形』など多くの無声映画、そしてトーキー時代に入っても名作を残した巨匠エルンスト・ルビッチ監督。

    その特徴的な作風は「ルビッチ・タッチ」と呼ばれました。「ルビッチ・タッチ」を一言でご説明するのが難しく、本書の中からヒントになりそうな箇所をまとめてみます。

    ●ほのめかしの名手
    ●“ギャグ”のそのひとつの変型
    ●スラップスティックやバイオレンスに頼らない
    ●独立した笑いのネタではなく、ストーリーと分かちがたいもの
    ●チャップリンがコメディのきらめきをもつドラマを作り上げたのに対して、ルビッチはドラマのきらめきをもつコメディを作り上げた
    ●主導権を握るのは主に女性
    ●好色は罪ではなく魅力であって、浮気は病いではなくほんの出来心
    ●誰の目にも明らかな故に、間接的に笑いを生みだす磨き抜かれた演出法

    なんだかとても面白そうですよね。いつかルビッチ作品に挑戦できることになったら、このメモを読み返そうと思います。ちなみに私は過日のブログで「大人の香り漂う喜劇」と評しました。

    全536ページ、分厚い本を持って出張しました。さらにこの日は娘が保育園にぬいぐるみも連れて行くと言ってゆずりませんでした。保育園にそのまま預けるわけにいかず、分厚い本だけでなく、ぬいぐるみも私と一緒に新幹線に乗り込みました(笑)

    写真は先日のRakuten Evangelist Party 2019で、ルビッチ・タッチ風のポーズ?
    朝日新聞「私の好きな新書」の記事が「好書好日」にも掲載され、ご登録なしで無料でご覧いただけるようになりました。

  • 今朝の朝日新聞(全国版)「私の好きな新書」コーナーにインタビューを掲載していただきました。ウェブでもご覧いただけます。宮城県白石市の碧水園に取材にいらしていただきました。

    私が選んだのは『映画館と観客の文化史』加藤幹郎著(中公新書)。12年前につけた付箋だらけです。今回、久しぶりに本書を読み、改めて勉強になりました。そして、この本にたどり着けた当時の自分に刺激を受けました。

    と言いますのは、今は、無声映画の台本作りや前説ネタ探しのため、直球の資料を読むことで精一杯。しかし、かつてはこのような網羅的資料も読んでいたのだなぁ…と。

    周防正行監督の最新作『カツベン!』(今年12月公開予定)のロケに参加してみて、改めて、当時の映画館を忠実に再現してセットを組んでくださったのだと実感しました。

    著者の加藤幹郎先生はあとがきで、続編への意欲を示してくださっています。能楽堂やシネコン、劇場で活動する現代の弾き語り弁士の上映形態もいつか分析していただけるよう、これからも頑張ります。

  • また大泉学園ゆめりあホールで独演会ができる事になりました!

    山崎バニラの活弁大絵巻 in ゆめりあ 2019~勇者のアイテム
    2019年6月2日(日)14:00開演(13:30開場)
    ■演目:
    漫画映画『心の力』大正琴弾き語り/時代劇『忍術千一夜』大正琴弾き語り/洋画『豪勇ロイド』ピアノ弾き語り
    ■会場:大泉学園ゆめりあホール

    ■料金
    全席指定 一般:2,000円/子ども(4歳~小学生):1,000円
    友の会会員  一般:1,800円/子ども(4歳~小学生):900円(2枚まで)

    ■チケット
    2月27日(水)10:00~ 販売開始
    練馬文化センターチケット予約専用電話 03-3948-9000(10時~17時)
    インターネットチケット予約・販売 (要利用登録【無料】)​​​​
    練馬文化センター/大泉学園ゆめりあホール 窓口(10時~20時)

    ■主 催・問合せ:(公財)練馬区文化振興協会 TEL03-3993-3311
    ■協 力:喜劇映画研究会/株式会社マツダ映画/国立映画アーカイブ

    念願の、本家『豪勇ロイド』と、『豪勇ロイド』へのオマージュである千代紙アニメ『心の力』同時上映が実現します!『忍術千一夜』と合わせまして「勇者のアイテム」は我ながら良き公演サブタイトルです^^ 理由は見てのお楽しみ☆ 是非ご予定空けておいてください♩

  • 今年も無声映画観賞会に出演させていただきます。
    2019年3月25日(月)18:30開演(18:00開場 21:00終映予定)
    第728回無声映画鑑賞会~娯楽忍術映画から映画史上の名作まで活動写真バラエティⅡ~

    ■演目
    『散り行く花』弁士:澤登翠
    『相撲の妙技』弁士:山城秀之
    『忍術千一夜』/『海の水はなぜからい』弁士:山崎バニラ

    ■会場
    江東区 古石場文化センター江東区古石場2-13-2  電話 03-5620-0224
    (東京メトロ東西線「門前仲町駅」2番出口より徒歩10分)

    ■料金
    一般2000円 学生1600円 前売、電話&E-mail予約1500円  子供(中学生以下)1000円 会員優待券1000円
    電話&E-mail予約は公演前日の午後6時まで受け付けます。
    (但し、規定枚数に達した場合はその時点で受付を終了致します。)

    ■予約・お問合せ
    無声映画鑑賞会事務局
    電話 03-3605-9981 (受付時間 平日の午前10時~午後6時) FAX 03-3605-9982
    E-mail: katsuben@matsudafilm.com
    ※E-mail予約の場合は、「○月○日無声映画鑑賞会前売予約」、枚数、代表者のお名前を明記して、メールをお送り下さい。 E-mailにて御予約いただいた方には[予約確認]のメールをお送りしています。

    「活動写真バラエティⅡ」ということで、前回の「活動写真バラエティ」企画にも私は出演していました。なぜなら、私が「短編の漫画映画も時代劇も活弁させていただきたい」と立候補しているため、毎回一貫性を持たせている演目をバラエティとせざるをえなかったのだと思います。恐れ入ります…!頑張ります!

  • 兵庫県は姫路の夢前(ゆめさき)中学校50周年の式典にて、たっぷり1時間半、活弁を披露してまいりました。スポーツの強豪校でたくさんのトロフィーがありました。皆さん本当にお行儀がいいのだけれど、はつらつとしていて、よく笑ってもくださる素晴らしい生徒さん達でした。学校の体育館で弾き語り活弁をするのは初めてで、たいへん良い経験になりました。 READ MORE

  • 映画『カツベン!(仮)』ロケ後の弁士・楽士チームお食事会。右から太鼓の田中まさよしさん、山内菜々子弁士、旅館の浴衣の坂本頼光弁士、三味線の宮澤やすみさん、風呂上りの私、ピアニストの上屋安由美さん、こんな笑顔見たことない片岡一郎弁士。私も乾杯前から涙が出るほど笑っておりました。

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  • 映画.comの記事“たっぷり撮影3カ月の「カツベン!」 周防正行監督「もう徹夜撮影はしたくなかった」”に岐阜ロケの様子が掲載されました。最初にドドンと、周防正行監督を囲んだ現役弁士の写真が!当ブログ左から、山内菜々子弁士、坂本頼光弁士、片岡一郎弁士、私です。いつもと全然違いますが、私ですよ…!どんな役柄で登場するのかは作品をご覧になってのお楽しみ!

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  • 映画情報サイト『映画と。』に先日の東京国際映画祭の記事を掲載していただきました。
    【TIFF】山崎バニラの活弁大絵巻in TIFFチルドレン~TIFFに山崎バニラさん初登場!映画祭を盛り上げる。
    ライターの藤澤貞彦さん、この度も本当にありがとうございました!マスコミ席にお知り合いの記者さんがいらしてくださり、たいへん心強かったです。

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  • 昨日は「寝屋川文化芸術祭~山崎バニラの活弁大絵巻 in Neyagawa」たくさんのご来場まことにありがとうございました!!アルカスホール、たいへん素敵な劇場でした。

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