2019年6月

  • 世田谷パブリックシアター+KERA・MAP#009『キネマと恋人』を観劇してまいりました。本作は3年ぶりの再演で、原作のウディ・アレン監督『カイロの紫のバラ』もございますので、ネタバレ気にせず書かせていただきます。これからご覧になる方はどうかご注意くださいませ。

    演出はケラリーノ・サンドロヴィッチさん、主演は緒川たまきさんと妻夫木聡さん。1935年、発声映画になったばかりの日本が舞台。映画が大好きなハルコさん(緒川たまきさん)の元へ、スクリーンから憧れの俳優・高木高助扮する“間坂寅蔵”(妻夫木聡さん)が飛び出してきて大騒動というファンタジーです。

    冒頭から、喜劇映画研究会初代会長だったケラリーノさんの無声映画コメディ愛に心躍ります。妻夫木聡さん扮するミュージカル・コメディアンを目指す高木高助が憧れるのはハリー・ラングドン…!パンフレット情報によると小道具の切符にはきちんとラングドンのお顔が印刷されているそうです。観客には全く見えません(笑)

    ヒロインがあの独特な役作りのまま3時間半の舞台をこなすってとても技術のいることだと思うのです…緒川たまきさん、素晴らしかったです。今の舞台って、こんなにすごいの?!と感激した映像との融合。アートディレクターってすごいんだな~!

    写真はパンフレットの表紙です。喜劇映画研究会現代表、おなじみ新野敏也さんも対談されています。どのページも充実の内容で、どのようにこの隙のない完璧な舞台が作りあげられていったのか興味深く拝読しました。

    劇場の帰り道はハルコさんがかわいそうで、切なかったです。しかしやがて、ハルコさんがたとえ愛する高木さんと一緒に“東京”に行けたとしても幸せになれたかな?そもそも高木さんはハルコさんなしで俳優としての成功を維持できるのかな?ピンチなのはむしろ高木さんの方なのでは?などあれこれ考えました。そのくらいどの俳優さんも舞台の上で“生きて”いました。

    先日取材していただいた「映画と。」の記事で「まるで『カイロの紫のバラ』のワン・シーンを観ているかのようであった。」と私の弾き語り活弁を、偶然にも『キネマと恋人』の原作をあげて評していただいたことを、あらためてたいへん嬉しく感じました。

  • 国立映画アーカイブ「こども映画館2019」の詳細が発表になりました。前身のフィルムセンター時代を含めまして、国立映画アーカイブ初登場です!チラシには私のイラストも描いていただきました。わかりやすくて得だなぁ(笑)

    2019年7月26日(金)、8月3日(土) 各日13:30開演(13:00開場)  活弁・演奏付き上映
    ■会場:国立映画アーカイブ 小ホール(地下1階)

    ■定員:各日150名 ※定員に達し次第、しめきります
    ※こどもの引率・付添ではない高校生以上の方のお申込はお断りしております。

    ■料金:中学生以下 無料/一般520円/高校生・大学生・シニア(65歳以上)310円
    ※高校生・大学生・シニア(65歳以上)の方は、当日必ず証明できるものをご提示ください。

    ★全プログラム事前申し込み制です。(申込フォームのみ)
    7月9日(火)16:00~受付開始
    公式サイトでは7月9日(火)16時より申込フォームへのリンクが表示されます 。

    ■演目
    7月26日「活弁と生演奏で楽しむ日本のコメディ」
    『心の力』『居酒屋の一夜』『突貫小僧』『石川五右ヱ門の法事』
    8月3日「活弁と生演奏で楽しむアクション・コメディ」
    『キートンの蒸気船』

    是非ご予定空けておいてください♪

  • 先日のゆめりあホール公演を記事にしていただきました。
    映画情報サイト『映画と。』
    「山崎バニラの活弁大絵巻inゆめりあ2019~勇者のアイテム」レポート
    「カツベン」の波を起こそう!映画を聴きに行こう♪

    ライターの藤澤貞彦さんがもっとも感動してくださったギャグ が『豪勇ロイド』で私がピアノ椅子から立ち上がったシーンだったそうで、
    「 まるで『カイロの紫のバラ』のワン・シーンを観ているかのようであった。100年近く前の俳優と現代の人の視線が合い、そのコラボでギャグが生み出される。こんなにもロマンチックで幸福なことはない。 」
    と素晴らしい賛辞を寄せてくださりました。『忍術千一夜』のつっこみはノーマークでしたので、再演の際は喜々としてツッコミたいと思います(笑)

    実は今回、初めてのアングルで舞台写真も撮影していただきました。臨場感ありますね…!記事には他にも数々の写真を掲載していただいております。

    そして、明日の『ドラえもん』はジャイアン誕生日スペシャル回、ジャイ子も登場しますので、お楽しみに。さらに、本日の連続テレビ小説『なつぞら』に山寺宏一さんが活動写真弁士「豊富遊声」役でご登場!本当に、活弁の波がきています…!

  • 今年も新宿スペース・ゼロで独演会が開催できることになりました!全労済ホール/スペース・ゼロは6月から名称が変更になり、「こくみん共済coopホール/スペース・ゼロ」になりました。がしかし「全労済ホール/スペース・ゼロ30周年記念」公演の一環となります。ちょっとややこしいですが、とにかくスペース・ゼロにお集まりくださいまし!新施設名も、30周年もおめでとうございます!!

    10月20日(日)14:00開演「山崎バニラの活弁大絵巻2019~陽気な仇討ち」と題しまして、楽しい仇討ち三部作『猿蟹合戦』『豪傑児雷也』『荒武者キートン』をお届けします。楽しい仇討ちものがよく3作品も見つかりました(笑)詳細は後日発表ですが、先に仮チラシを作ってくださりました!バニラ同士で仇討ち感満載です。娘のピアノを借りて、良い写真が撮れました。

    7月26日(金)と8月3日(土)の国立映画アーカイブ「こども映画館」の告知も掲載していただきました。こちらも後日詳細をお知らせします。国立映画アーカイブ初登場です!

    引き続き、7月19日(金)19:00開演「山崎バニラの活弁大絵巻 in たかす」(北海道鷹栖町、たかすメロディーホール)もよろしくお願いいたします!

  • 昨日は『山崎バニラの活弁大絵巻 in ゆめりあ2019~勇者のアイテム』満員のお客様にご来場いただきまして、まことにありがとうございました!ご来場いただいた皆様に少しでも“心の力”をお届けすることができていましたら幸いです。練馬区文化振興協会様、撮影もしてくださった喜劇映画研究会様、メイクの渡辺さんもたいへんお世話になりました!

    『豪勇ロイド』はおばあちゃんの愛情に包まれた作品なので、宮城県白石市の祖母が生前好きで着ていた紬の着物を母がリメイクしてくれた洋服衣装で登場しました。

    本作はヒロインのミルドレッドがピアノを弾きながら歌うシーンがあり、途中で歌声の主が猫に切り替わります。当然、ミルドレッドも猫も私が声を担当しているわけですが、家で練習すると娘はキョトン…。「猫の声どうやってるの?」と私の口の中をのぞいては不思議がっていました(笑)娘のリクエストで何度も歌っていたので、歌唱力が上がったと家族にほめられました。

    他にも私がピアノ席から立ちあがって、スクリーンのロイドとミルドレッドと共演(?)したりと、いつにもまして縦横無尽の弾き語り活弁をご披露いたしました。恋愛ソング(?) 『形状記憶』 も気に入っております♪ 心温まる大好きな作品、オマージュをささげた千代紙アニメ『心の力』とともに、これからもたくさん再演したいです。どうもありがとうございました。

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