映画『リュミエール!』

10月28日公開の映画『リュミエール!』(※リンク先は予告編が始まり音が出ます)を一足先に鑑賞しました。活弁ライブにご来場いただいている方はお名前を聞いたことがあると思いますが、フランスのリュミエール兄弟は、一度にたくさんの人が動画を見られるシネマトグラフ、つまり映画を発明した方々であります。

っと、思っておりましたが!本作を見ると、発明家としてだけでなく、映像作家としてものすごく大きな功績を遺したのだということがよーくわかりました。

一番驚いたのが、スクリーンの中で、わざと笑う見物人を登場させていることです。観客に「面白いでしょ?」と笑いを誘う役割を担っており、今でいうバラエティー番組などのワイプやひな壇で登場するタレントさんのような役割が映画発明当初からあったということになります。

本作は120年前の映像を4Kデジタルで修復しています。さらにリュミエール研究所のディレクターで、カンヌ国際映画祭総代表であるティエリー・フレモー氏自らナレーションをつけています。もちろん全編無声映画なので、まるで活弁のようです。しかもリュミエール作品に対する愛があふれ出たような語り口です。

この修復と活弁のお蔭で、何度か見たことがあるはずの世界初の喜劇映画『水を撒かれた水撒き人』で、いたずら小僧が去り際に一瞬カメラ目線で得意顔をするのに初めて気づきました。

他にも書きたいことはたくさんありますが、あとはぜひ映画館でご覧ください。写真は映画のチラシと、以前、古書店で購入した『リュミエール元年』蓮實重彦編。本書のインタビューで、おじいちゃんになった弟のルイ・リュミエールは、世界初の映画『工場の出口』を撮ったのは“1度だけ”と言いきっていますが、映画『リュミエール!』では複数のバージョンを見ることができます。

そして12月10日の『山崎バニラの活弁大絵巻 in ゆめりあ』で上映する『活動写真いまむかし』は2017年版でお届けします。リュミエール時代含め、映画の歴史を面白おかしくわかりやすく振り返ります。こちらも是非ご来場くださいませ。

2017年10月18日

コメント

TAKAじい2017年10月18日

4Kデジタル修復で初登板連続4三振の快挙みたいな?4Kだけに。。。予告編ほんとにきれいに見エールっすね。もし120年前にきかんしゃトーマスの到着を大画面で見たら自分もひかれちゃうと思っただろうなぁ。

しとろん2017年10月25日

「その穴を 覗けば見える リュミエール!」「映画史の 理由が見える リュミエール!」 バニラさんの声で勝手に脳内再生してみましたらいい感じ❗😀

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