陽気な巴里っ子

5月3日は白石の帰りに渋谷アップリンクに直行しました。柳下美恵のピアノdeシネマ、お目当てはエルンスト・ルビッチュ監督の『陽気な巴里っ子』(1926)。2組の夫婦の不倫コメディ、 とにかく口説きまくる作品です。解説でご登場の喜劇映画研究会代表の新野敏也さんは「本作は窓とステッキがテーマ」とおっしゃっていて、上手で上品な前説だなぁ…と思わずメモしました。

室内シーンが多いのですが、制作予算はキートン長編(「海底王」「セブン・チャンス」等)とほぼ同じくらいかかっているのだとか。どこにそんなにかかっているのかというと恐らく、奥様に怒られた夫が小さくなっていくシーンとのこと。CGのない時代、ちょっとずつサイズを大きくしたセットを作ったということでしょうか?!

本作には当時の流行ものも多く取り入れられています。冒頭はいきなり『シーク』のルドルフ・ヴァレンチノのパロディー。ダンスホールではチャールストンを踊りまくります。映像効果とともにその迫力は圧巻。ダンスホールからラジオ中継されているのですが、これも周波数が整い全国的に聞けるようになったばかりのアイテム。ラジオを通して夫の裏切を知ることとなります。

このように活弁しがいのありそうな作品で、いつかきっと弾き語り活弁したいとかねてより希望しており、『ルビッチ・タッチ』なども読んで勉強を始めておりました。でも本作はファミリー向け独演会スタイルではちょっと難しいので、大人向け公演の好機を狙っていきます。 そして本作は特に、人としてもっと成熟していないと活弁が難しい作品と思っております。柳下さんのピアノ演奏はとても洗練されていて、大人な空間を満席の会場で共有、笑いの絶えないひとときでした。

2019年5月10日

コメント

TAKAじい2019年5月10日

江戸城は太田道灌(おおた どうかん)が築いたことにいま気づいたんです。。。柳下美恵さんがんばってらっしゃるンですね。巴里といえばむかし「巴里のアメリカ人」を見てレスリー・キャロンのファンになりました。

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