令和ならではの活弁を

FMなとり『なとりずむ』お聞きくださった皆様、ありがとうございました!パーソナリティーの佐々木彩香さんは放送後も和やかにおしゃべりしてくださりました。2月23日(日)14:00開演『新・名取寄席part7@文化会館 山崎バニラの活弁大絵巻 in なとり』チケット発売中です。観光大使を務めております、生まれ故郷・宮城県白石市にもたくさんチラシを置いていただき、ありがたい限りです!

佐々木さんもご覧くださった映画『カツベン!』でも紹介されていたように、弁士は自分で台本を書きますので、同じ映画でも弁士によって印象やときにはあらすじも変わります。

ただし、映画「カツベン!」の大正時代と現在の弁士は台本に対するアプローチの仕方が少し異なるのではないかと思います。無声映画全盛時代は録画機器がありませんでしたので、ビデオやDVDなどで何度も練習することができません。これが当時の弁士の本当にすごいところ、映画『カツベン!』からもライブ感があふれていました。

しかし、現在はより緻密な準備をすることができるようになりました。私の弾き語り活弁は録画機器のお蔭で微調整と猛練習が可能で、もっと言えば楽譜ソフトなどのおかげで1時間分、50ページ以上の楽譜を短時間(?)で書き起こすことができます。

また当時のお客様には説明が必要なかったけれども、現在のお客様にはご説明した方がよりお楽しみいただける、例えば当時の貨幣価値や風習、小道具のご説明など、今の弁士は説明する内容も変わってきているのではないかと思います。特に私は映画本編中にもミニ解説をポンポン入れますね。

この点、周防正行監督も分析されていて、当日の弁士の方が、より目の前にいるお客様を楽しませるために映画の内容から多少逸脱したとしても自由な活弁を披露していたのですが、現代の弁士はいかに無声映画の面白さを発見していただけるかに重点をおいて台本を書く弁士が多い…という内容を各媒体でご説明くださっています。確かに、終演後「無声映画がこんなに面白いとは知らなかった」とお声がけいただくのは私にとってとてもうれしいご感想です。令和ならではの活弁を是非ライブでご覧下さいませ。

ツイッターで早速お声がけくださった皆様もありがとうございます。本日42歳のお誕生日でした。ラジオでお祝いしていただけるなんて、たいへん光栄でした。

令和ならではの活弁を” に対して4件のコメントがあります。

  1. ゆきのねこ より:

    少し出遅れ。誕生日おめでと。『カツベン!』楽しかったです。今年の初バニラ、名取でお会いしましょう。まだチケット買っていないケド。

  2. しとろん より:

    バニラさん、お誕生日おめでとうございます❗
    『カツベン!』も日本アカデミー賞でたくさんの賞をとられておめでとうございます❗
    私からはTAKAじいさんに、「がんばって応援したで賞」を差し上げまショウ。副賞はビール1杯❗今年もよろしくお願いします⛩

  3. (本物の)昭和生まれ より:

    ♪ハッ~ピバ~スデ~トゥ~ユ~♪ バニラさん、年齢の数だけ夫さんに「壁ドン」してもらいましたか?(←なんかコレ毎年コメントしているな) 今年もバニラさんが「セクシー」に活躍することを祈っております。もちろん、あっしも「ポエマー」として活躍します。そして、こちらのブログに集う方々は「ワンチーム」でバニラさんを応援していきましょうね!

  4. TAKAじい より:

    さあみんな輪になって気合をいれるぞー!円陣組んでエンジン全開!ヘイ!・・・いつもエンジン全開のバニラさん、なとり公演がんばって下さい。ラジオでのお祝いホント良かったですね!改めておめでとうございます!!

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