木ノ下歌舞伎『桜姫東文章』

池袋のあうるすぽっとへ木ノ下歌舞伎『桜姫東文章』を観劇に行ってまいりました。舞台の合宿で相部屋だった関亜弓ちゃんをきっかけに、木ノ下裕一さん率いる木ノ下歌舞伎を初めて観劇したのは約10年前。

瞬く間に大人気劇団となり、今回は映画『カツベン!』の映写技師役で、足で映写機をスイスイ回しながら飲み物を飲むという離れ業を披露していた成河さんが主演。『ワラッチャオ!』で4年間、一緒にアドリブ声優を務めた花組芝居の谷山知宏君も大役でご出演。そして、私が早稲田大学ミュージカル研究会時代、部室がお隣の劇団森さんにご在籍していた武谷公雄さんも大役でご出演。

というか全員大役でした。全員3時間出ずっぱり!2回公演の日は俳優さんと生演奏の方は舞台上に6時間いることになります…!今回はチェルフィッチュ主宰の岡田利規さんが脚本・演出で、歌舞伎とも現代劇とも違う、摩訶不思議な様式美が展開されていました。いったいどのようにこの独特な舞台を作り上げていったのだろうとその過程にも興味津々です。

全編に渡り意表を突かれる生演奏もついていますし、立ち位置が面白すぎました。

鶴屋南北による『桜姫東文章』の初演は今から200年以上前。なのにジーパンの「お十」(演じるは安部萌さん)の嘆き(私は嘆きととらえました)は今を生きる女性が発しているものとして違和感がなく、原作の力を感じるとともに、ゾッとする思いもしました。

東京公演をかわきりに、全国5都市で公演があります。是非お楽しみください☆

Eテレ『天才てれびくんhello,』

2月7日(火)17:35~ 声の出演します^^

木ノ下歌舞伎『桜姫東文章』” に対して1件のコメントがあります。

  1. TAKAじい より:

    嗅覚(きゅうかく)は9画ではありませんよね。。。バニラさん有意義な観劇なさったンですね。お写真の左の女性は石橋静河さんのようですね。

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