映画『バビロン』鑑賞

無声映画最初期から全盛期、そしてトーキー映画転換期を描いたハリウッドの超大作『バビロン』をようやく鑑賞してまいりました。ブラッド・ピットやトビー・マグワイアはじめ大スターのご出演で、無声映画時代についてたくさんの方に興味を持っていただく機会になり、心が弾みます。

公式サイトのコラムにパンフレット並みの解説が掲載されているのもありがたいところ。冒頭の大掛かりという言葉では足りないほどのパーティー会場内部はユナイテッド・アーティスツが1927年に建造したエース・シアターで撮影されたのだとか!

ユナイテッド・アーティスツは先日ご覧いただいた『奇傑ゾロ』主演のダグラス・フェアバンクスも設立者の一人です。そのパーティーでは、こちらもスペース・ゼロでご覧いただいた『最後の連続活劇』監督のロスコー・アーバックルのスキャンダルを連想させるシーンもありますが、パーティー翌日の撮影所にもアーバックルらしき人がいます。

初のトーキー映画『ジャズ・シンガー』も重要なシーンで登場します。3月18日(土)「山崎バニラの活弁大絵巻 in 川根本町」でご覧いただく『活動写真 いまむかし』でも本作をご紹介します。

自分の時代の終わりを悟った大スターに、ゴシップ誌の記者が「それでも100年後も映画は上映されるかもしれない」「あなたが死んだ後もあなたを友人のように思う観客がいるかもしれない」というような言葉をかけるシーンには現代の活動写真弁士、楽士は胸が熱くならずにはいられません。

R15指定でエログロの前評判をあちこちで見かけつつ鑑賞したら、大笑いのシーンもたくさん。私以外にも声上げて笑っているお客様がたくさんいらっしゃいました(笑)

映画『バビロン』鑑賞” に対して1件のコメントがあります。

  1. TAKAじい より:

    緩衝材を入れとけば良かったと感傷にひたっています。。。バビロンって聞くとバベルを思い浮かべちゃいます。ブラピも出てたし・・・トーキー映画転換期って役者の皆さんは大変だったことでしょう。自分のことで言えば手書きからコンピュータでのDTPになったときは焦ったなぁ。

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