名前/自己紹介

山崎バニラ (読み:やまざき ばにら)
※常用漢字の「山崎」を使用しています

活動写真弁士。2001年、無声映画シアターレストラン「東京キネマ倶楽部」座付き弁士としてデビュー。独特の声で大正琴とピアノを弾き語る独自の芸風を確立。2022年からはフラメンコ用カスタネット(パリージョ)も取り入れる。

2018年~東京国際映画祭ユース部門で活弁を披露
2019年公開、周防正行監督『カツベン!』に出演
2021・2022年上演、オペラ『美しきまほろば~ヤマトタケル』道化役
2021年 NHKラジオ『まいにちスペイン語』出演
2024年 Eテレ『しあわせ気分のスペイン語』出演

声優としてもアニメ『ドラえもん』ジャイ子役他出演作多数。
宮城県白石市観光大使。著書に『活弁士、山崎バニラ』。

略歴

1978年1月15日宮城県白石市生まれ 東京都大田区育ち
1982年幼稚園を登園拒否…4歳からダンス・ピアノ・絵画を習う
1996年東京都立小山台高校卒業
2000年清泉女子大学文学部スペイン語スペイン文学科卒業
2001年無声映画シアターレストラン『東京キネマ倶楽部』座付き弁士に
2004年日本テレビ『月曜映画~シネマサイレントナイト』で金髪&着物姿に
2010年バニラクエスト設立
2012年活弁ライブ「山崎バニラの活弁大絵巻」を各地で開催
2016年長女を出産、ママさん弁士となる
現在史上初(にして最後かもしれない)大正琴&ピアノ弾き語り弁士として奮闘中

主な活動

映画【2019】周防正行監督『カツベン!』
映画祭【2018~】東京国際映画祭【2014~2018】京都国際映画祭
声優【2005~】テレビ朝日『ドラえもん』ジャイ子役 【2018~2020】テレビ東京『ポチっと発明ピカちんキット』ポチロー役
ラジオ【2021】NHKラジオ『まいにちスペイン語』
執筆【2019】月刊『赤ちゃんとママ』【2024】『うなぎ百撰』
音楽【2010】『わらしのうた』(NHK『みんなのうた』)
プレゼンター【2016】気象庁動画『長周期地震動ことはじめ』 【2014】NHK総合・Eテレ『視点・論点~無声映画・活弁士の今』
舞台【2021・2022】オペラ『美しきまほろば~ヤマトタケル』【2017~2019】JR東日本 TRAIN SUITE 四季島 碧水園ステージ
CM【2015~2016】全国商工会連合会テレビCM 【2011~2014】仙台銀行テレビCM

活動写真弁士とは

明治から昭和初期にかけて映画はまだ音がついていない無声映画でした。映像が動くだけでびっくりした時代。「わ!写真が動いた!」というわけで、映画は「活動写真」と呼ばれておりました。この活動写真に全役の声をつけ、語り部も担当したのが活動写真弁士。弁士はそれぞれ自分で台本を書くので、弁士によって映画の印象が大きく変わるのも見どころです。弁士の文化は日本で特に花開き、全盛期には7千人以上。しかし現在十数名。その中の一人である山崎バニラが史上初にして唯一無二の大正琴&ピアノによる弾き語り活弁を披露いたします。

世界三大喜劇王によるスタントなしCGなしの爆笑アクション。フィルム一コマ一コマに色を塗った世界初のSF映画。当時の小学生の生活がよくわかるかわいらしいレコード・トーキー。アニメ大国日本の原点、驚きのクオリティーの漫画映画。ご年配の方に大ウケ、時代劇スターたちの若き日々の傑作。どれも痛快で、今観ても、むしろ、CG全盛の今だからこそ迫力満点の映像です。いつの間にか弁士の存在を忘れ、スクリーンに引きこまれる不思議なエンターテインメントを是非ご堪能ください。