『狂つた一頁』山城秀之弁士

アートスペース兜座にて開催の「無声映画 活弁上映會」にうかがいました。衣笠貞之助監督の代表作『狂つた一頁』を活弁付きで鑑賞するのが実は初めてでした。

今回拝見した国立映画アーカイブの染色版は画質が大変鮮明なのと、タイトルに関係する重要なオープニングを初めて観る事ができ感動しました。

今なお語り継がれる前衛映画で、ホラーに分類される事もありますが、山城秀之弁士の活弁は良い意味でわかりやすく、家族の物語に身を乗り出して見入りました。

一方で観客一人一人に解釈も委ねる練りに練られた活弁台本と説明で、今も余韻に浸りあれこれ考察しています。

ほぼ病院が舞台なのですが、山城弁士の語りにより外部や時代にも思いを馳せる事ができる、それも活弁付き上映の醍醐味だと思います。楽士の宮澤やすみさんについてはまた次回♪

【English】
I watched Teinosuke Kinugasa’s film “A Page of Madness” with benshi narration by Hideyuki Yamashiro. I really liked it.

【Español】
Vi la película «Una página de locura», de Teinosuke Kinugasa, con narración de benshi por Hideyuki Yamashiro. Me gustó mucho.

『狂つた一頁』山城秀之弁士” に対して1件のコメントがあります。

  1. TAKAじい より:

    磁器ネックレスをしてる岸さんを次期社長に指名するのは時期尚早?それとも起死回生てか岸回生?。。。バニラさんも様々な活弁上映会に足を運んで勉強を怠らない姿勢いつも感心してます( ̄▽ ̄)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です