TIFF活弁小絵巻2019



11月4日、第32回東京国際映画祭 TIFFチルドレン『山崎バニラの活弁小絵巻2019』前売券完売、まことにありがとうございました!!

本日、映画情報サイト『映画と。』に当日の様子を掲載していただきました。
【TIFF】山崎バニラの活弁小絵巻2019(TIFFチルドレン) 令和の活弁ブーム到来⁉『動物オリンピック大会』『初陣ハリー』
映画ライター・藤澤貞彦さんの記事は、数年にわたり、私の活弁をご覧いただいてきたならではです。

オリンピック・イヤーにふさわしいサイレントコメディを探していたときに喜劇映画研究会にご紹介いただいた『初陣ハリー』は、オリンピック前はもちろん、今後、オリンピック関係なしにも再演していきたい作品になりました。

綿密なつくりの世界三大喜劇王作品に比べて、ハリー・ラングドン作品のゆるーい印象を抑えるため、24コマではなく28コマ再生をリクエストしました。デジタル時代ならではの活弁です。それでも
「くどくて弁士が困っているじゃないか!」とつっこみを入れたり、英語字幕に対して、
「そう訳しますか…」とハリーが私につっこんだり、だいぶメタな活弁となりました。

藤澤さんが気付いてくださった通り、登場人物ごとのテーマ曲をはっきりさせ、どの曲も気に入っています。しかし、クライマックスの盛り上がりに欠けると悩んでいた矢先に『カツベン!』エンディングを奥田民生さんが歌うと発表されました。試写で号泣しながら聴いていたものの、その『カツベン節』が『東京節』の替え歌で、さらに原曲は『ジョージア行進曲』だとようやく知りました。

『初陣ハリー』の原題「Tramp,Tramp,Tramp」も『ジョージア行進曲』も南北戦争時代の行進曲です。さらに本作には羊の大群が登場します。『メリーさんの羊』と『ジョージア行進曲』の冒頭のメロディーが同じであることに気づいたときには布団の中で「それだ!」とつぶやき、娘に「お母さん、どうしたの?」と言われました。ハリーの謎の勇気にぴったりなメロディーで、映画『カツベン!』へのリスペクトも込められた良い演奏になったと思います。各地で再演できますよう頑張りますので、とにかくまた観にいらしてください。

2年目の東京国際映画祭、たいへん光栄でした。ご来場の皆様、ご関係者の皆様、本当にありがとうございました。

弁士サミット緊急開催
11月11日(月)18:00~渋谷TOEIにて。 映画『カツベン!』公式ツイッター @suofilm へDMを送信して下さい。

午前10時30分の無声映画祭(映画「カツベン!公開記念」)
11月26日(火)10:30~渋谷TOEIにて。 劇場TOPページよりスケジュール選択の先行販売スケジュールをクリックしていただくと活弁公演の日程に飛びます。

活弁士と浪曲師が魅せる語りの世界「山崎バニラ・春野恵子」
2020年1月26日(日)14:30~ 安中市松井田文化会館大ホールにて。チケット発売開始となりました。

TIFF活弁小絵巻2019” に対して2件のコメントがあります。

  1. しとろん より:

    私が子供の頃はこの歌はドリフターズが歌っていました。YouTube で見てみてら、東京節、平和節、時代ごとに様々な替え歌が存在するのですね、知りませんでした❗
    『初陣ハリー』これはヤバいです。バニラさんにちょうどいい感じでまた観たい❗お体お気をつけて😃

  2. TAKAじい より:

    11月4日にしとろんおじさんといっしょに六本木に行ったんだ。お着物に金髪のバニラおねえさんがちょっとハスキーなこえでカツベンていうとっても楽しい出し物をみせてくれたよ。おさるさんやカバさんが運動会をしたりハリーおじさんが歩きまわったりとても楽しかったなぁ。ハリーおじさんくどかったなぁ(笑)。バニラおねえさんのカツベンはとてもおもしろくてあっという間に時間が過ぎちゃった。また見に行きたいなぁ。おしまい。。。バニラチルドレンのTAKAじい(5さい)より

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