片岡一郎弁士×山崎バニラ楽士
午前10時30分の無声映画祭、ご来場くださった皆様、まことにありがとうございました!喉の不調が続き、ついに片岡一郎弁士が活弁してくださることになり、図らずも楽士デビューとなりました。音量調節のため冒頭少しリハーサルをした際に、ご迷惑をおかけしている私が言うのもなんなのですが、たいへん良い感じだと安心しました。
そのままぶっつけ本番。まさか一郎弁士と二人でステージに立つ日が来ようとは。これぞほんとの無声映画祭。作品解説はそこそこに、日ごろできない前説をこれも打ち合わせなしで進めました。ですから一郎弁士が映画『カツベン!』と今回の顛末をからめたトークに私は素で感動。その内容はここには書きませんので、当日その場にいたお客様、ご関係者様との素敵な思い出に。もしかしたら映画公開後には書くかもしれません(笑)
ロイド眼鏡で『ロイドの要心無用』を語ってくださった一郎弁士。私は一郎弁士の本作の活弁を初めて拝聴。メモをとりたい台詞がたくさんありましたが、 ピアノを弾いていて手が空かなかったのが残念。弁士はそれぞれ自分で台本を書きますので、英語字幕の訳し方から私の台本とだいぶ違い、演奏しながら思わず笑ってしまうシーンもたくさんありました。
現在十数名しかいない弁士の中で、一郎弁士と、坂本頼光弁士と、私はほぼ同期で同年代。今年はまず一郎弁士が網膜剥離で入院、続いて頼光弁士が急性肝炎で入院、どちらも病状を面白おかしく(?)公表されています。最後に私が商売道具である声をやられてしまいました。まだまだ関係各所様には多大なるご迷惑をおかけしております。一刻も早く元のヘリウムボイスに戻れますよう努力いたします。
午前10時30分の無声映画祭、12月3日は坂本頼光弁士と三味線・宮澤やすみさん、12月10日トリを飾りますのは片岡一郎弁士とピアノ・上屋安由美さんです。…っと後説でお知らせするのをうっかりしてしまうくらい、無事に終わったときはホッとしました。一郎君、本当にありがとうございました。
コラボ活弁❗観てみたいです❗ などと、久しぶりにコメントしてる分際で無茶振りしてみました。でも観たいのは本当🙏早く本調子に戻りますようにぃ🙏
清泉女子大学ご卒業のバニラさんは学士で楽士なんですね。。。片岡一郎弁士、バニラさんを助けて下さってありがとうございました。バニラさんの大事なお声が一日も早く元どおりに回復しますように。