小説『カツベン!』
映画『カツベン!』いよいよ公開となりました。もうご覧になりましたか?映画館によってはロビーで私の活弁入り『活弁ことはじめ』も上映してくださっているようです。
TOHOシネマズ公式チャンネルさんがYouTubeに『12月13日公開『カツベン!』:TOHOシネマズ限定特別映像「カツベンとは?」』という動画を公開してくださりました。現役弁士が声色活弁をしているシーンもうつっていましたので、私の出演シーンを予習してください。とはいえ、映画本編でも私の呼び込みの声ですぐに気づいたというご感想をいただきます(笑)
さて、映画より少し前に小説『カツベン!』(朝日文庫)が発行されました。映画の脚本を書かれた片島章三さんによるもので、本作は片島さんが20年越しで企画をあたためてくださり実現したのです。
小説ならではの面白さてんこ盛りで感動いたしました。映画の主人公は成田凌さん扮する俊太郎ですが、小説はモノローグを言う人がどんどん入れ替わるのがオシャレです。悪役も含めた登場人物の生い立ち、人となりがよりわかり、映画内では説明しきれなかった無声映画や活弁の歴史も細部まですんなりわかりやすく、是非とも多くの方に読んでいただきたいです。
実は…映画ロケ前にいただいた声色活弁台本を、私は頼まれてもいないのに自分の台詞を3倍くらいにして戻し、脚本の片島さんや、共演の片岡一郎弁士、坂本頼光弁士達にほとんど採用していただき、結果的に元の台本の2倍くらい語らせていただきました。他の弁士の台詞は一言も削っておらず、空白部分を私の台詞で埋めてみたのです。周防監督にも注意されなかったので大丈夫だったのだと思います。弁士は自分で台本を書くのが醍醐味、現役弁士として現在の映画でも大いに発揮させていただきました。(片島さんのご快諾をいただき、この裏話を掲載しております。)
周防正行監督のインタビューを拝読、拝見、拝聴する度に、片島さんのお名前が出てきて、令和の時代に再び活弁が注目を浴びるようになったのは本当に片島さんのお蔭だと感謝してもしきれません。
ボ~っと生きてて毎週5才の女の子に何回も𠮟られています。。。映画『カツベン!』無事に見られました。バニラさんのご出演シーンは皆さんのおしゃってるとおり声で一発気づいちゃいました。エンドロールでバニラさんのお名前を確認して「よっしゃー!」と心で叫んで帰りました。
カツベン!を楽しみにしながら、見させて頂きました。
カツベン!は、本当に心温まる映画で、
山崎バニラさんなども出ていて、本当に笑顔溢れる作品でした。
カツベン!をぜひ沢山の方に‼︎
白石市 しゅんゴー‼︎