内田吐夢監督『虚栄は地獄』
新聞で活弁を大きく取り上げていただきましたので、どちらもweb版にリンクいたします。
●9月7日 毎日新聞大阪版「関西唯一の活動弁士・井上陽一さんが残した語り芸 恩返し誓うマイク」
●9月8日 東京新聞「無声映画 新時代の幕開け マツダ映画社、70年目の誓い カツベンを伝統芸能に」
東西で活弁が盛り上がる中、今週末、私は久しぶりに関西に公演へ↓
山崎バニラの活弁大絵巻 in ひめじ
9月11日(土)昼の部14:00開演/夜の部17:30開演 コープ文化鑑賞会第63回例会
■演目:『キートンの探偵学入門』『虚栄は地獄』『活動写真 いまむかし』
■会場: 姫路キャスパホール(兵庫県姫路市)
■料金: \3,500
■協力:株式会社マツダ映画社/おもちゃ映画ミュージアム/喜劇映画研究会
先日出演した壱岐坂ボンクラージュの藤井秀男店長は英語とフランス語とドイツ語のご専門とご紹介しましたが、なんと『「命一コマ」映画監督 内田吐夢の全貌』の編集もなさった方です。内田吐夢監督作品『虚栄は地獄』活弁の前に教えを乞う私を、今回も全国小津安二郎ネットワーク他でお世話になっている雨宮真由美さんが撮影してくださっていました。姫路公演でなぜ内田吐夢監督作品をリクエストしていただいたかは1月10日のブログをご参照くださいませ。
1925年封切り『虚栄は地獄』は主演の「春夫さん」役を演じている俳優もわかっていませんが、丸眼鏡にカンカン帽子といういでたちから、恐らく、世界三大喜劇王の一人、ロイド眼鏡でおなじみのハロルド・ロイドを意識していると思われます。本作公開の4年前、大正10年に公開された『ロイドの落胆無用』のパロディー風なシーンもあります。
喜劇映画研究会代表の新野敏也さんがさらに気づいてくださったのは「春夫」という名前も「ハロルド・ロイド」からではないかとのこと。確かに!!新野さんが店頭用に描いてくださった私の似顔絵も最高でした☆こちらもPhoto by 雨宮さん、ありがとうございました!!
「北ローデシア」ってアフリカ中南部の国ザンビアの旧称だそうですね。初めて聞いたとき「鬼太郎でした」って聞こえました。。。活弁は弁士によって様々な表現があってとっても楽しいです。バニラさん、ひめじ公演頑張って下さい