鉄坊の謎『生れてはみたけれど』
第2回カツベン映画祭 6月3日(金)会場:新宿武蔵野館
17:40の回/Eプログラム『生れてはみたけれど』 大正琴弾き語り:山崎バニラ
チケット:1プログラム¥2,000均一 / 全席指定
オンライン予約販売 &劇場窓口 残席わずかです。
小津安二郎監督『大人の見る絵本 生れてはみたけれど』には鉄坊という脇役の男の子も登場するのですが、関連書籍で鉄坊とされる男の子を見ていると、映像では3人の子が演じているように見えて仕方ありません。
本当は一貫して鉄坊である方が物語に奥行が出るのですが、学年も違うように見えるので、私はそのうち一人に祖父の名前をつけました。出演の子役たちはちょうど私の祖父と同年代となります。弁士は自分で台本を書きますので、登場人物の命名をすることもあります。
本作は現役弁士・楽士も多くレパートリーにしている傑作です。チャンスがあれば楽屋で皆様にご質問してみようと思います。私は弁士であり、楽士でもあるわけですが、『生れてはみたけれど』はほとんどの曲を作曲しました。
カツベン映画祭は「新宿東口映画祭2022」の提携企画となっております。新宿駅東口広場には文化財の馬水槽があり、明治34年にロンドン水槽協会から寄贈されたものだそうです(出典『東京府のマボロシ』ほろよいブックス編集部:編)。大都会新宿で、レトロモダンな一日をお過ごしください♪
登場人物が名前をめいめいで命名なんてのもアリ(!?)。。。映像内の子役がおじいさまと同年代と思うと感慨深いものがありますね。