高峰秀子さんデビュー作『母』

9月10日(土)『山崎バニラの「蒲田モダンことはじめ」』チラシの裏はこんな感じです♪昭和4年封切り、野村芳亭監督の『母』は名女優・高峰秀子さん、5歳のデビュー作でもあります。

4歳で実の母を亡くした高峰秀子さんは叔母に引き取られました。叔母夫婦は活動写真弁士(!)。養父に連れられて見学に行った松竹蒲田撮影所でたまたま開催されていたオーディションに参加し、『母』の子役に選ばれました。

『高峰秀子 解体新書』(斎藤明美著/株式会社PHP研究所)には『母』の撮影秘話も掲載されています。主演の川田芳子さんと、娘役の高峰秀子さん。スクリーンの中では健気な良い母娘ですが、本書には、高峰秀子さんの川田芳子さんに対するなんとも辛辣な回想が紹介されています。

高峰秀子さんが義母との関係に非常に苦しんだことは、ご自身の半生記『わたしの渡世日記』で克明に語られています。川田芳子さんについては昨日ご紹介した通り。奇しくも、強烈なステージママとの関係に悩み続けた高峰秀子さんと川田芳子さんが、『母』という作品で共演しているという背景を知ると、また違った印象も受けます。

『母』を多角的にとらえた、活弁台本を書きたいと作戦を練っているところです。併映の『私のパパさんママが好き』にも少し成長した子役時代の高峰秀子さんが可愛らしくご出演です。

高峰秀子さんデビュー作『母』” に対して1件のコメントがあります。

  1. TAKAじい より:

    ウナギのかば焼きに山椒(さんしょう)をかけたらとっても美味しくてバンザイ三唱しちゃいました。。。自分にとって高峰秀子さんはやっぱり「カルメン故郷に帰る」や「二十四の瞳」が印象的です。美空ひばりさんや 中村メイコさんも子役時代から魅力的な方でした。芦田愛菜ちゃんも大女優さんになっていくのかもね ᐠ( ᐢ ᵕ ᐢ )ᐟ

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