大正期北海道映画史
『頗る非常!怪人活弁士・駒田好洋の巡業奇聞』『明治期北海道映画史』のご著者である前川公美夫先生が今年『大正期北海道映画史』(亜璃西社)をご出版されました。
目次でまず目を引くのは第一章第三節「弁士が勝手に題名変更」。正式な邦題と改題後のタイトルの具体例は本書をご覧いただくとして、前川先生が挙げた不思議な点は…
その1:内容がわかりやすくなる事もなく、集客が増えるとも思えないようなタイトルに変更されている(笑)
その2:西洋ものは「元の邦題」と「勝手な改題」が並行して使われているためま、ますますややこしい…。
前川先生の大追跡により、改題の張本人、北海道弁士界最大の存在に行き着きます。
大正13年、北海道に「飛び出す活動写真」が2ヶ月かけて巡回し、宣伝文句には「一大新発明」とありましたが、その反響は見つからなかったそうです。いったいどんな上映だったのでしょう^^;
私のオリジナル動画『活動写真 いまむかし』でご紹介した大人気弁士の生駒雷遊は関東大震災後、東京で活動できない間に北海道を巡業していたそうです。これを前説に入れられなかったのが悔し過ぎるので、また北海道で公演したいです!!
写真は中札内文化創造センターハーモニーホール中庭の音楽隊と♪
紅葉狩り、ぶどう狩り、おやじ狩り イェイ(恐ろしいですね)。。。今後も北海道巡業がんばって「山崎バニラの令和期北海道活弁開拓史」出版を目指してください ( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )