スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」
新橋演舞場にスーパー歌舞伎『ヤマトタケル』を観に行って来ました。私は2021年に京都の上賀茂神社で、2022年に新国立劇場で、オペラ『美しきまほろば〜ヤマトタケル』に出演しました。
歌舞伎版ヤマトタケルにもなじみある登場人物が多く、描かれ方の違いを大いに楽しみました。私が演じた道化役に該当する登場人物はいなかったので、少しホッとしたような見てみたかったような…。
昨日ご紹介した『ヒロインはいつも泣いている 「女だから」悩む歌舞伎の女性たち』(関亜弓著)を拝読したばかりで、弟橘姫が断然気の毒に思いました。
立ち回りにはびっくり仰天。バスター・キートン作品で観たようなアクションが目の前で実際に展開されます!!細い花道で、両サイドにお客様がいる中、覆面をしたまま大きな旗を持った状態で4名同時にバク転をさらりとしたときなど、しばらく心臓がバクバクしました。
話題の市川團子さんはじめ、どの俳優さんも大変素晴らしく、スペース・ゼロ公演で空っぽになった脳内の引き出しにインスピレーションが詰まって行き、一気に『少年美談 清き心』の活弁台本を書き終えることができました!
初めての桟敷席。靴を脱いで掘りごたつ形式になっています。幕間には席のテーブルで開演前に調達した「ヤマトタケル特製幕の内弁当」をいただき、至福の一日でした。そして、オペラ版「ヤマトタケル」も良い舞台だったなぁ…としみじみ^^
女形(おやま)を演じる役者さんにスポットライトを当てた「オヤマとタケル」っていうスピンオフ作品があるとかないとか。。。バニラさん今年もオペラにご出演されますか?応援してますよん。