映画『ゆきてかへらぬ』

映画『ゆきてかへらぬ』無声映画通にはたまらない！2時間、まばたきするのももったいなくスクリーンに釘付けでした！！

主人公は実在の女優・長谷川泰子なので、京都のマキノ撮影所も、東京の松竹蒲田撮影所も登場します。特に、蒲田撮影所はジオラマや写真では何度も見てきたので、実写になってスクリーンにうつったときには感動でした。蒲田撮影所の看板きれいだったんだな…と弁士ならではのマニアックな見方をしていたら、年月が経つにつれ、看板も古くなっていくこだわりようでした。

大正時代のローラースケートや眼鏡、文化住宅など小道具もセットも衣装もなんと興味深い！と喜びつつも、俳優さん達の素晴らしい演技や圧巻のカメラワークで物語にもひきこまれました。読み応え満点のパンフレットもお勧めです！

片岡一郎弁士、カラード・モノトーンの湯浅ジョウイチさんと鈴木真紀子さんもご登場！先日のスペース・ゼロ公演にご来場くださった一郎弁士には『ぬすまれたお姫様』の弾き語り活弁を「白眉」とお褒めいただきました。そしてフルートの真紀子さんには私の公演を「ステージ活弁」と評していただき、自分でも新たな気づきをいただきました☆皆さん、3月19日の「百花繚乱 大活動写真大会」にもご出演です！

【English】
I watched the movie “Yukite Kaeranu”. It's set in Japan's Taisho period, so it was a very interesting film for me as a silent film Benshi.

【Español】
Vi la película «Yukite Kaeranu». Está ambientada en el periodo Taisho de Japón, así que fue una película muy interesante para mí, que soy un Benshi de cine mudo.