小説『フェイドアウト 日本に映画を持ち込んだ男、荒木和一』

小説『フェイドアウト 日本に映画を持ち込んだ男、荒木和一』東龍造著(2021年/幻戯書房)を拝読。これまで資料でお名前は知っていた日本映画黎明期の人々がなんと生き生きと!

活動写真弁士は誰もが一度は無声映画全盛時代に行ってみたいと思ったことがあると思いますが、まさに映写機が初めて輸入された瞬間にタイムスリップできたような読後感です。

日本初の弁士・上田布袋軒は愛嬌たっぷりに名調子を連発しつつも、実生活では義理堅く口がかたいなんと愛すべきキャラクターでしょう。荒木和一さん主人公で朝ドラいかがでしょうか?!エジソンに直談判して日本に映写機を持ち帰った、ガッツと波乱万丈の人生です。

本作は舞台化もされています。満席だった大阪・広島公演に続き、東京公演が間もなくです。5月16日~18日studio arty 中野にて☆

【English】
I read a novel about the history of the first film screening in Japan. Mr. Araki Waichi negotiated directly with Edison to import a projector.

【Español】
Leí una novela sobre la historia de la primera proyección cinematográfica en Japón. El Sr. Araki Waichi negoció directamente con Edison para importar un proyector.

小説『フェイドアウト 日本に映画を持ち込んだ男、荒木和一』” に対して1件のコメントがあります。

  1. TAKAじい より:

    日本中 軒だらけ→洋食の精養軒、ラーメンの大勝軒、上田の布袋軒さんは本名上田恒次郎で初の活弁士~。。。朝ドラになったらいいですよねぇ。そしてもしバニラさんも朝ドラデビューできたら・・・神様とやらの采配 万歳!\(^o^)/

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