知られざる日本アニメの源流「紙フィルムの世界」

新文芸坐にて知られざる日本アニメの源流「紙フィルムの世界」を鑑賞しました。
活弁:片岡一郎弁士、山内菜々子弁士、樗澤賢一弁士
演奏:木村伶香能さん(箏)、玉木光さん(チェロ) …アメリカから来日されたデュオ夢乃のお二人、ブラボー!でした。

一郎弁士の前説を暗がりでメモしました。紙フィルムとは、フィルム状の紙に絵を描いたアニメで専用の映写機で家庭内で上映する高価な玩具です。無声映画期より後、1932~38年に販売されました。現存するフィルムを映写機にかけると傷む可能性があり、上映の機会がなかなかありませんでした。

ところがアメリカのバックネル大学のエリック=フェーデン教授が中心となり紙フィルム専用の読み取り機が開発されました。短い作品ばかり、33本一挙上映!

上巻の終りに「うらへとつづく」とあり下巻が上映されたのは、紙フィルムはリバーシブルだったのかもしれません。フィルムに描かれた当時の子供の落書きも上映され、これがまことに愉快愉快。皆さんの活弁で会場は笑いに包まれました。

7月にかけて全国ツアーが開催中です。詳しくは早稲田大学内の柳井イニシアティブ事業をご参照ください☆

【English】
I attended a screening of paper-based films. These films, which were sold in Japan during the 1930s, have been revived with the help of modern technology.

【Español】
Fui a una proyección de películas de papel. Estas películas, que se vendieron en Japón en la década de 1930, han sido revividas gracias a la tecnología más avanzada.

知られざる日本アニメの源流「紙フィルムの世界」” に対して1件のコメントがあります。

  1. TAKAじい より:

    早咲きの梅、寒梅とコラボしたラッキーセットは観梅してるうちに完売しました。。。紙フィルムと映写機って高価な玩具だったンすね。上巻と下巻があっても「一巻の終わり」って言うんでしょうね。自分が子供のころ買ってもらった玩具で思い出すのはエポック社の野球盤かなぁ。先日亡くなった長嶋茂雄さんが大人気だったころですね。

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