スーツアクターとしての高木新平さん

昨日の続きです。高木新平さんは唯一現存する主演作『戦国時代』で覆面姿を披露しています。『マキノ出身のチャンバラスター』(伊吹映堂著/ワイズ出版)によると、他の作品でも度々覆面姿を披露しており、当時の子供たちのチャンバラごっこに取り入れられ大流行したそうです。

本書は写真も満載で、千の顔を持つと称されたロン・チェイニー風の作品写真もあり、なんと特殊メイクもご自身でご担当とあります。

1958年、56歳の高木さんは『月光仮面』の怪獣「マンモスコング」のスーツアクターを務めます。『「月光仮面」を創った男たち』(樋口尚文著/平凡社)によると着ぐるみ製作もご担当されたとのこと!

つまり、高木新平さんは世紀のアクションスターでありながら、特殊メイクや着ぐるみ製作の技能も生かし、ご年齢や時代に合わせてご活躍の場を柔軟にシフトしていった…私はそういう風にも考えました。

8月28日(木)18:30開演 第805回無声映画鑑賞会 日暮里サニーホール コンサートサロンにて。当日販売する豆プロも是非お読みください。

【English】
Shimpei Takagi was an action star who also worked as a costume designer and suit actor.

【Español】
Shimpei Takagi fue un famoso actor de cine de acción, que también trabajó como diseñador de vestuario y actor enfundado en traje.

スーツアクターとしての高木新平さん” に対して1件のコメントがあります。

  1. TAKAじい より:

    現金を置きっぱなしにするのは厳禁です。。。覆面姿といえば快傑黒頭巾や鞍馬天狗が懐かしいお年頃のじじぃです。月光仮面は子供のころ映画館で観ましたよん。高木さんのマンモスコングも観たかもね\(^o^)/

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