稽古場日誌：ルビッチ・タッチ

「山崎バニラの活弁大絵巻2021 ～デンジャラス家族～」3月14日（日）14:00開演（こくみん共済coopホール／スペース・ゼロ）チケット発売中です。

漫画映画『海の水はなぜからい』（昭和10年封切り）切り紙アニメの名手・村田安司作品。まだアニメーターという職業が確立されていない時代、村田さんはアメリカのアニメがコマ撮りであることからつきとめ…！あとは前説で♪アニメ大国日本の原点をお見逃しなく！そして原点と言ってもたいへんにクオリティーが高いです！

『陽気な巴里っ子』の古着屋は『ロイドの要心無用』ではネックレス屋、『ロイドの福の神』では貸衣装屋で出演。ユダヤ商人のキャラクターできっと他の作品でも手広く商売をしていたのだと思います。『福の神』の貸衣装屋は遠目なので喜劇映画研究会の新野敏也代表に教えていただくまでは気づかなかったのですが、他２作品は1シーンの登場でありながら強烈な個性。そこで『要心無用』の登場シーンと同じ曲にしました。自分で作った曲なので、もはや自己満足だけどいいのです☆

弁士は台本を自分で書きます。デビュー20周年の集大成をお見せするつもりが「ルビッチ・タッチ」を前に台本のアプローチをこれまでとガラリと変えました。「ルビッチ・タッチ」とはエルンスト・ルビッチュ監督の独特の演出を表した言葉です。何をどう変えたか理論的なお話はステージ後のブログで。公演当日はただただお楽しみください。

消毒や換気、客席を50％に抑える等感染対策措置をとり開催いたします。是非ご検討くださいませ☆ピアノ弾き語り写真は「活弁大絵巻2018」のときです^^