御礼：第753回無声映画鑑賞会

昨日は第753回無声映画鑑賞会に多くのお客様にご来場いただきありがとうございました！交通トラブルが発生し、開演時間に間に合わないお客様が多く、申し訳なかったです。

私はちょうど20年前の4月に東京キネマ倶楽部の座付き弁士としてデビューしました。初めて見た無声映画が澤登翠先生の活弁と、湯浅ジョウイチさん率いる楽団カラード・モノトーンの生演奏による『キートンの蒸気船』で、大感激したことを今でも鮮明に覚えております。

昨日はついに湯浅さんのギター演奏と初共演、たいへん光栄でした。ぶっつけ本番だったんですよ！楽士と弁士がつけばあら不思議、短編２本続けて上映すると１本の超大作に！？ローレル＆ハーディのプリントシャツで『山羊の失恋』『リバティ』２本続けてご覧いただきました。

洋画の短編も傑作が多々あれど、私の独演会でなかなか上映する機会がなかったので、昨日のような上映形態は今後新たな道が開けるのではないかと希望につながりました。

山城秀之弁士の文化映画『風景日本』も面白かったですね～！昭和2年に選定された「日本新八景」を紹介していくのですが、ハガキの投票総数が、当時の日本の人口の1.5倍という白熱ぶり！！なかなか旅行に行けない昨今、約100年前の日本の絶景めぐりでお楽しみいただけたのではないでしょうか。