北海道『初陣ハリー』大正時代上映記録

山崎バニラの活弁大絵巻 in きたみ

12月20日(日)14:00開演
■演目:『初陣ハリー』『漕艇王』『活動写真 いまむかし』
■会場: 北見芸術文化ホール中ホール (北海道北見市)
■料金: 全席指定 一般:前売2,000円(当日2,500円)/高校生以下:前売500円(当日800円)
■チケット窓口販売・電話予約:北見芸術文化ホール TEL 0157-31-8989
■主催・お問合せ:北見芸術文化ホール TEL 0157-31-0909
■協力:株式会社粋まち/株式会社マツダ映画社/喜劇映画研究会/おもちゃ映画ミュージアム

本日10月10日からチケット発売が開始されました。北海道公演といえばこの方、『明治期北海道映画史』や『頗る非常!―怪人活弁士・駒田好洋の巡業奇聞』の著者・前川公美夫先生が、今回も各演目の道内上映記録を調べてくださりました!↓

「『初陣ハリー』(1926)は同年9月に小樽新聞に作品紹介の記事はありましたが、上映記録は見えません。『漕艇王』(1927)は出てきません。共に、上映は翌年以降だったかもしれません。」

↑引用ここまで。1926年(大正15年)9月8日付の小樽新聞夕刊には『初陣ハリー』が1シーンの写真入りで紹介されています。輸入会社名には「フゝ ナショナル支社」とあります。そこで今度は喜劇映画研究会の新野敏也代表にこの会社のことをお問合せしましたら、以下のように教えていただきました!↓

「配給はおそらくファーストナショナル社です。現在のワーナー・ブラザースです。ハリー・ラングドン・プロダクションの制作費と配給を担当していた会社で、その日本支社がありました。昭和5年にワーナー・ブラザース日本支社に変わったようです。アメリカ本国でも「期待の超大作」みたいな扱いでしたので、大正末~昭和元年の日本で北海道でも新聞で紹介されていたというのはスゴイ事ですね。」

↑引用ここまで。さすが新野さん!!昨年から北海道公演は5度目。前川先生のお蔭で北海道ならではの前説が充実し、たいへんありがたいです。雪靴準備して参上いたします。是非ご来場くださいませ。今日の画像はチラシの裏面です♪

北海道『初陣ハリー』大正時代上映記録” に対して1件のコメントがあります。

  1. TAKAじい より:

    この道はいつか「きたみ」ち ああ そうだよあかしやの花が咲いてる・・・きたみ公演で好演したらまた北海道公演が増えるよきっと。昨年のバニラさんの活弁で観た『初陣ハリー』はしつこいハリーおじさんがとても面白かったのですよ。

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