「命一コマ」内田吐夢の全貌

“遅ればせながら”『「命一コマ」映画監督 内田吐夢の全貌』(監修:内田有作/編集:藤井秀男)を読みました。内田吐夢監督作品は学生スポーツ・コメディ『漕艇王』(1927年)を、昨年は宮城・兵庫・北海道・東京で活弁し、1月22日(金)18:45開演「山崎バニラの活弁大絵巻 in とやま」でも予定されています。

なのに…「内田吐夢 自作を語る」の章では本作について、とてもネガティブな自己評価となっており、”遅ればせながら”ではなく、むしろ『漕艇王』活弁制作中に知らなくて良かった…と思いました(汗)。がしかし!本作をご覧になった皆さん、とっても面白い作品ですよね?!私は活弁していてとても楽しいですし、どの会場でもお客様はよく笑ってくださっていますよ、天国の内田吐夢監督!

そして、1月15日(金)「山崎バニラの活弁大絵巻 in ひめじ」では『虚栄は地獄』(1925年)を大正琴弾き語り初披露します。内田吐夢監督の妻、碧川芳子さんのお母様、碧川かたさんが兵庫県にお住まいだったご縁で、内田吐夢監督作品をリクエストしていただいたのでした。映画カメラマンの碧川道夫さんは芳子さんの兄で、かたさんの息子であり、内田吐夢監督の多くの作品を撮影した方です。

内田吐夢監督の義母にあたる碧川かたさんは、前夫との間に後に詩人となる三木露風さんも産みました。三木露風さんが作詞した童謡『赤とんぼ』は去っていた母・かたさんを慕った歌とも言われています。三木露風さんの出生地、兵庫県たつの市、その名も「赤とんぼ文化ホール」でも昨年、独演会をさせていただきました。

後年、内田吐夢監督はこの義父母にたいへん尽くした様子が本書に紹介されています。そして自分が亡くなったら妻の碧川家の墓に入れてほしいとまで希望し、碧川家と内田家、共同のお墓に入ったそうです。墓碑には「命一コマ 吐夢」と刻んであり、その横に「赤とんぼの母 此処にねむる 露風」と刻んであるとのこと。”遅ればせながら”ではない!姫路公演を控えた今こそ読んで良かった本でした。

さて、本書の編集をなさった藤井秀男さんは、昨年、ミニシアター型のライブハウス「壱岐坂ボンクラージュ」をオープン。サイレント映画ピアニストの柳下美恵さんや神﨑えりさんが演奏されたり、喜劇映画研究会の新野敏也代表が解説で出演なさったりしています♪

「命一コマ」内田吐夢の全貌” に対して1件のコメントがあります。

  1. TAKAじい より:

    SNSが炎上した者どうしが付き合ったら炎上交際って言うのかな。。。吐夢監督の作品はユーモアに「富む」のが特徴ですかね。バニラさん、時節柄お体にとっても気をつけて下さいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。