新宿武蔵野館-第2回カツベン映画祭
第2回カツベン映画祭
6月3日(金)17:40の回/Eプログラム『生れてはみたけれど』 大正琴弾き語り:山崎バニラ
チケット:1プログラム¥2,000均一 / 全席指定
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新宿武蔵野館で大正琴を演奏するのが初めてなので、先日下見にうかがったらロビーに大きなパネルを設置してくださっていました。
新宿武蔵野館は1920年、無声映画期から続く映画館で、1929年にはアメリカのトーキー映画『南海の唄』と『進軍』が封切られました。これが日本の観客がはじめて観たトーキー映画だったそうです。(出典『かりそめの恋にさえ』升本喜年著)
新宿武蔵野館で弁士を務めていらっしゃった徳川夢声さんの回想
「トーキー映画襲来! 現代の映画が浸透するまで活躍した”活動弁士”たちの最期の闘い」文藝春秋 増刊号 昭和の35大事件
こちらには活動写真弁士・楽士の解雇に対抗し、新宿武蔵野館に一週間(!)立てこもった状況が臨場感あふれる文章でつづられています。一連のストライキ、実は資本主義と社会主義の代理戦争だったそうで、詳細は『活動写真弁史 映画に魂を吹き込む人びと』(片岡一郎著/共和国)をご参照あれ。
いち早くトーキーを取り入れ、かつてスター弁士が立てこもった新宿武蔵野館で今、カツベン映画祭!というのが熱いですよね。令和の弁士・楽士をご堪能ください。
よく見たら技師の方が義歯でした。。。立てこもりと言えば金嬉老事件(きんきろうじけん)や あさま山荘事件が思い出されるお年頃のじじぃです。徳川夢声さん、「解雇」に対抗した史実をつづった「回顧」録ってのがあるンですね。