御礼:第2回カツベン映画祭
第2回カツベン映画祭、たくさんのご来場まことにありがとうございました!昨年はコロナの影響で客席数半数だったため、当日券が出ませんでしたが、今年は数枚あったため、出演弁士・楽士が朝から集結…!当日券のお客様や関係者でどの回も最終的に満席状態でした。
私はA・B・Cプログラムを鑑賞。『虚栄は地獄』で尾田直彪弁士がスクリーンの中に高島屋を見つけたと前説でおっしゃっていたので、再演の際は教えていただこうと思います。どの弁士も無声映画を穴が開くほど見ています。
坂本真理さんの音楽は効果音も特徴ですが『キートンの鍛冶屋』巨大磁石に鉄が次々と吸い付くギャグ。一瞬たりともズレない面白い効果音に、いったいどれほど練習したのだろうとしびれました。
澤登翠先生の『肉体と悪魔』を拝聴するのは20年以上ぶりで、いや~、昨日も素晴らしかったです!坂本頼光弁士も絶好調で、宮澤やすみさんの小唄&三味線も『天保泥絵草紙』にぴったりでした。
Dプログラム中は自分の出番に備えるため待機しましたが、お客様が多く、折り込みチラシが足りなくなったという嬉しい展開に。若手弁士の皆様とあれこれおしゃべりしながら折り込み作業に加わり、カツベン映画祭はこのような時間も大好きです。オペラ「美しきまほろば~ヤマトタケル」のチラシもお配りさせていただきました。
いよいよ自分の出番・Eプログラム。私の活弁は特にエンディングが、これまでの『生れてはみたけれど』と全く違うものになっており、当時の小津監督もきっと驚かれるであろう、弁士による二次創作となったと思います。83分、水分補給せずに集中して大正琴弾き語りました。
Fプログラムは早々に完売だったので、お先に失礼いたしました。アバンギャルドな『狂った一頁』を片岡一郎弁士はいったいどうやって説明したのでしょう?!
神のものは亀にカエサルのものは蚊・絵・猿に(意味不明!)・・・探偵が早すぎる?大関陣が弱すぎる(ˉ ˘ ˉ; )。。。バニラさん長丁場の活弁 たいへんお疲れさまでした。2週後は「村国座」ですね!忍術で乗り切ってください!!