バスター・キートン自伝

6月25日(日)14:00~第779回無声映画鑑賞会 江東区 古石場文化センターにて『キートンの滑稽恋愛三代記』(1923)をネタおろしします。キートン作品を書く度にヒントを探すのが『バスター・キートン自伝 わが素晴らしきドタバタ喜劇の世界』(1997年発行・藤原敏史訳)

お目当ての『恋愛三代記』についてはチラリとでしたが、スキャンダルで謹慎中のロスコー・アーバックルが『探偵学入門』を監督することになった経緯、現場の混乱、体よく解任した顛末が書いてあり、アーバックル特集をしたばかりの私は以前より興味深く読みなおしました。

アーバックルは謹慎中、「Will be good(きっとよくなる)」を文字って、別名義「ウィリアム・B・グッドリッチ」を使っていました。自伝のこの章の終わりには、「秘密をなにひとつ守れない街」ハリウッドで「ウィリアム・B・グッドリッチ」の正体が誰なのか、長い事明かされることはなかった…というキートンの回想に、映画「バビロン」で無声映画期のハリウッドの喧噪を追体験したばかりの私は、より一層感動しました。

6月2日(金)第3回カツベン映画祭でもアーバックル作品『デブ君の漂流』が上映されます。Aプログラム10:00~弁士:縁寿さん/楽士:神﨑えりさん。私の出番はFプログラム18:50~です…!やはり朝から晩まで新宿武蔵野館に入り浸ってください♪お得な通し券が発売中です。

バスター・キートン自伝” に対して1件のコメントがあります。

  1. TAKAじい より:

    同期だった私たちも激しい運動をすると動悸息切れの動機付けになる年齢になったようです。。。自伝と言えばバニラさんの「活弁士、山崎バニラ」が出版されてからもう14年くらい経つンですね。しみじみ・・・バビロンにはトビー・マグワイアも出てたんですね。初期のころのスパイダーマンが懐かしいお年頃のじじぃです。

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