『映画を追え フィルムコレクター歴訪の旅』

第36回東京国際映画祭「山崎バニラの活弁小絵巻2023」

10月28日(土)10:00~
■会場:TOHOシネマズ シャンテ スクリーン1
■演目:「突貫小僧 マーヴェルグラフ版」「ちびっ子ギャングの突貫ガラクタ列車」「ちびっ子ギャングのホット・クリスマス」
■チケット:一般¥1,700 /学生¥500/学生当日¥500(上映当日0:00~) 発売中です!

『映画を追え フィルムコレクター歴訪の旅』(山根貞男著/草思社)には1988年、最初に『突貫小僧』が発見されたときのいきさつが詳しく紹介されています。

その後、1991年、紀伊国屋ホールでお披露目された際にはなんと、映画『カツベン!』の周防正行監督のご講演もあったのですね。『突貫小僧』発見に華やぐ中、突貫小僧は実は別人だと名乗り出た人もいたというエピソードも紹介されていました!?

近年、大量のフィルムを保管したまま亡くなられた方がいらっしゃることは噂で聞いていたのですが、伝説のコレクター・安部善重さんに関する章はまさに事実は小説より奇なり、でした。

1995年、第8回東京国際映画祭で「ニッポン・シネマ・クラシック」部門立ち上げの舞台裏なども紹介されています。今年は日本映画クラシックス部門の『雄呂血<4Kデジタル修復版>』に坂本頼光弁士もご登場です☆

おもちゃ映画ミュージアムでの『突貫小僧』発見の様子も紹介されており、此度の新発見、著者の山根さんはさぞお喜びだろうと思ったのですが、今年、本書発行後すぐに83歳でお亡くなりになったそうです。詳しくはおもちゃ映画ミュージアムのブログをご覧ください。素晴らしいご著書を残してくださりありがとうございました。

『映画を追え フィルムコレクター歴訪の旅』” に対して1件のコメントがあります。

  1. TAKAじい より:

    自分の「この肌と」ずっと生きてゆくけど虫歯だらけの「この歯だと」いつか入れ歯になっちゃうよ。。。山根貞男さんは日本映画ペンクラブ賞を受賞されているンですね。坂本頼光さんの「雄呂血」って聞くと楳図かずお先生の漫画で「おろち」っていうのがあったのを思い出します→https://shogakukan-comic.jp/book?isbn=9784091800381

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