蛇腹型カメラと超小型カメラ
第756回無声映画鑑賞会 ~娯楽映画の夢工場 大都映画特集
7月27日(火)18:30開演 日暮里サニーホール コンサートサロン
『乳房』弁士:澤登翠/『争闘阿修羅街』弁士:山崎バニラ/『切られお富』弁士:山内菜々子
鑑賞会のチラシと新宿東口映画祭(第一回カツベン映画祭)の手ぬぐいと一緒に撮影しました。
『争闘阿修羅街』監督・主演のハヤフサ・ヒデトとのコンビは大都映画の看板俳優、大岡怪童で、新聞カメラマン役です。カメラのメーカーは判別できませんでしたが、蛇腹になっている箱型カメラで現在のカメラとだいぶ形が違います。がっちりした箱から軽量化するための蛇腹型カメラは1850年代から発明されていましたが、本作公開の1938年に初の全自動露出機能、つまり明るさを自動で調整できる蛇腹型のカメラが開発されました。
一方でヒロインは超小型カメラを持っていますが、前年の1937年頃から本格的に発売され、その後、諜報活動やスパイ映画などでも大活躍していきます。(出典『50の名機とアイテムで知る図説カメラの歴史』)
ハヤフサ・ヒデトは大都映画創立者・河合徳三郎の娘で人気女優の琴路美津子と結婚し、彼女がヒロイン役を退いたので、本作のヒロインは琴路美津子の妹・大河百々代が演じています。このヒロイン像がなんとも斬新(笑)←(笑)の意味はご来場いただいてのお楽しみ^^
こうとうキッズシネマフェスティバル
こどもが楽しい小津映画!山崎バニラの活弁大絵巻『生れてはみたけれど』
8月22日(日)15:00開演 江東区古石場文化センター チケット発売中☆
NHKラジオ第2放送「まいにちスペイン語」 水曜日は「山崎バニラのスペイン語ちょっといい話」コーナー。今週からスペイン北西部サンティアゴ・デ・コンポステーラに短期留学したときのお話です。
日本を代表するお婆さん女優 飯田蝶子(いいだちょうこ)さんモデルのとっても小さいカメラがあったら「蝶子型カメラ」っていうのかな。超小型と響きが同じみたい。。。毎日暑いですね。バニラさん皆さん熱中症とコロナに十分注意して過ごしてください。