京都国際映画祭2021活弁配信!
京都国際映画祭2021
10月17日(日)23:59までオンライン無料配信中です。最終日の配信は24時で完全終了となりますので、時間に余裕を持ってご視聴下さい。サイレント/クラシック映画部門充実のラインナップです。活弁&生演奏付き作品を映画祭サイト掲載順にご紹介。
『ロイドの其の日暮らし』
【弁士】大森くみこ【ピアノ演奏】鳥飼りょう
ハロルド・ロイド初期の短編で、1919年封切りの俳優さん達に申し上げるのも変なのですが、皆さん若い!まだ芸風を探っている時期なので、チャップリンやキートンの影響も色濃く見られるのが興味深いです。無声映画時代は劇団のように同じ俳優さん達で作品を作り続けることが多かったため、2022年1月16日「山崎バニラの活弁大絵巻 in いしのまき」で披露する『豪勇ロイド』の予習もしていただけます☆
『ポールの空中工夫』
【弁士】大森くみこ【ピアノ演奏】鳥飼りょう
前説から「へ~!」の連続。主演のポール・パロットは大人気コメディアン、チャーリー・チェイスの弟なんですね!モノクロ映像でよく似ています。ローレル&ハーディの『ミュージック・ボックス』のジェームス・パロット監督はポール・パロットの別名義なのも知りませんでした!チャーリー・チェイス作品を数作品鑑賞したことがあり、面白い!のですが…現在のコンプライアンス的にあまり上映に適さないのが残念です(汗)くみこ弁士の活弁冴えわたり、本作は特にしゃべり方が面白すぎ!なので、例えば私がくみこ弁士の台本をお借りしても、くみこ弁士のように面白く活弁するのは絶対に無理で、弁士が自分で台本を書く醍醐味を味わうことができます。ちなみに、11月3日の第34回東京国際映画祭「山崎バニラの活弁小絵巻2021」ではローレル&ハーディ作品を2本披露いたします^^
『狂える悪魔』
【弁士】坂本頼光【ピアノ演奏】天宮遥
『ジキル博士とハイド氏』を原作にした怪奇無声映画。ジョン・バリモアの二面性の名演・怪演も芸術的な映画セットも目が離せない…!私がこれまで拝見した頼光弁士の洋画の活弁の中で特に素晴らしくたいへん感動しました。天宮遥さんは今年も生演奏のみで登場されている作品も多く、遊び心満載の演奏がとても勉強になりました。
『ロスト・ワールド』
【弁士】片岡一郎【ピアノ演奏】鳥飼りょう
恐竜好きの一郎弁士が嬉々として語っています。数年前に映画館で無音のまま見たことある作品ですが、活弁&生演奏付きで何倍にも面白く感じました。鳥飼りょうさんは年間、何ステージこなしていらっしゃるのでしょう?!と思うくらいここ数年ほぼ毎日、時には日に数回、無声映画の演奏をしていらっしゃいます。その鍛錬が着実に実を結んでいるのを拝聴する度に感じます…!
『安政異聞録 浄魂』
【弁士】片岡一郎【ピアノ演奏】上屋安由美【パーカッション】田中まさよし
冒頭のパーカッションソロがとてもかっこいい…!無声映画のパーカッションというと太鼓の印象が強いですが、シンバルと市川右太衛門の殺陣がとても合っています。活弁でGOでおなじみのお三方、息もぴったり!!
『陽気な巴里っ子』
【活動写真弁士(楽士)】山崎バニラ【作品解説】新野敏也
もうご覧いただけましたでしょうか♪時節柄、2年続けてオンライン配信となった京都国際映画祭。私は子供が小さいこともあり、これまで京都で他の方の公演を見られなかったのですが、こうして一挙に鑑賞できると発見も多く、たいへん刺激になりました。写真は京都国際映画祭で生演奏を4作品(!)披露している神﨑えりさんと、解説で6作品(!!)にご登場の喜劇映画研究会代表の新野敏也さんと一緒に、収録場所の壱岐坂ボンクラージュにて。
陽気な巴里っ子、細かいところで理解しづらいところが多々あったので2回見ました。
2回見ても理解できないところは理解できない。
そこは自分なりに解釈して納得できたことにしました。
最後モーリスがひとりババ引いたのはなぜ?
ジロー医師の奥さんに純情を貫いたということでしょうか。
あんまりひどく描いても悪いので、
パリの伊達男にも純情はあるということにしたかったのかな。
現在の分かりやすい映画やドラマを見慣れたせいか、なかなか難解でした。
森の中で妹がお菓子の家を独り占めして食べてしまいヘンゼルはグレてしまいました。で、最初の題名は「ヘンゼルがグレてる」でしたが読み伝えられるうちに「ヘンゼルとグレーテル」になりましたとさ(うっそぉ~)。。。残念ながら上手にログインできませんでした。バニラさんの活弁視聴はコロナが落ち着いたら現場で見るのを楽しみにしてます。