プーク人形劇場「快傑ゾロ」
先日、スペース・ゼロのお隣、プーク人形劇場へ「快傑ゾロ」を観に行ってきました。チェコ・アルファ劇場の皆様が来日し、コロナの影響で3年越しの全国ツアーだったそうです。連日完売。
しかし延期のお蔭で公演に気づけました。私は今年4月に『奇傑ゾロ』(1920)を無声映画鑑賞会でネタおろし。活弁台本を書く過程でゾロについて調べているときに本公演の情報を見つけたのです。
チェコの人形劇団の皆様が日本語で(!)上演。操り人形がフラメンコも!剣劇も披露。ゾロがいったいどうやって正体を現すのか最後の最後まで仕掛け満載。
スキのない転換、綿密な演出。人形遣いさんがチラリと見える絶妙な舞台美術。これほどの大掛かりなセットはプーク人形劇場の歴史で初だそうです。
そしてすごいのは生演奏!少数精鋭で、お一人でクラリネット・サックス・パーカッション・歌…!時にメタな展開で、演奏者が人形に呼び出され劇に参加するシーンは、私の好きなメタ活弁に通じるものがあり、ワクワクしました。
プーク人形劇場には子供のころ母がよく私達姉妹を連れて行ってくれました。今回は妹家族も合わせ親子三代で、プーク人形劇場を再び訪れることができたのも感動でした。
鵜飼いをやってるので近くを通る船は迂回してください。。。小説「7つの人形の恋物語」を映画化したという1953年の「リリー」で人形劇がキーポイントになっていたような気がします。お写真の人形たちを見て思わず連想しちゃいました。バニラさん いつか人形劇と活弁がコラボした演目が出来たら面白いかも。