チャーリー・バワーズ-パンフレット
昨年、上映会が開催され、一気に魅了された『NOBODY KNOWSチャーリー・バワーズ』。現在、渋谷ユーロスペースで『NOBODY KNOWSチャーリー・バワーズ 発明中毒篇』が上映中で、順次他の映画館でも公開予定です。
当初、夜のみの上映だったので、ママさん弁士は収録帰りにパンフレットだけでもとゲットしてきました。非常に読み応えのある内容で、付箋だらけに。パンフの内容を踏まえ、もう一度観たいという思いがつのっていきました。
昨年の上映会からさらにバワーズ工房のアニメ―ションも追加上映。上映時間が夕刻になったのを調べ、再度ユーロスペースへ!ちょうど第35回東京国際映画祭ガイドも配布が始まっていました。
パンフにはバワーズと、キートンやチャップリンとの比較も解説されていて、興味深く拝読。これまた面白いのがハロルド・ロイドの話題は出てこない。三大喜劇王の中でもロイドは路線がまた違うことを再確認。
「山崎バニラの活弁小絵巻2022」(10/29 東京国際映画祭)ではロスコー・アーバックル大特集に三大喜劇王それぞれが助演していますが、本当にロイドは路線が違います。ずっと登場しているのに全く目立たず、ギャグを一つもやらず、ロイドは自信をなくし、その後、キーストン社を去っていきました…!
バワーズによる『怪人現る』では、キートンの『探偵学入門』でヒロインを務めたキャサリン・マクガイアがヒロインを務めており、マクガイアが虫眼鏡でマッチ箱に入ったバワーズの助手(?!)を見るシーンは、『探偵学入門』を思い起こさせるものでありました。『探偵学入門』は「山崎バニラの活弁大絵巻 in よねざわ」(11/27 伝国の杜 置賜文化ホール)でご覧にいれます。
『怪人現る』はドイツ表現主義『カリガリ博士』へのオマージュもあるのではないかと思いました。①上映会で熱中②パンフを熟読③映画館で再見…という人生初の濃い映画鑑賞体験となりました。
このたび、この足袋(たび)をはいてこの旅をしています。。。チャーリー・バワーズって漫画家でもあったんですね。奇想天外なバワーズの映画「実に面白い」ですね ( ◜ᴗ◝)